越中万葉かるたの和歌を現代風に(第6話)

和歌・短歌/Japanese Poetry越中万葉/Etchu Manyo
ミライ姐
ミライ姐

越中万葉かるたの和歌を現代風にアレンジするシリーズ。本日は6首目の短歌を紹介します。

通行人A
通行人A

万葉集第17巻3946/大伴池主
ほととぎす鳴きて過ぎにし岡辺から秋風吹きぬよしもあらなくに

ミライ姐
ミライ姐

ほととぎす・なきてすぎにし・おかべから・あきかぜふきぬ・よしもあらなくに

アルド
アルド

(アルド訳)
ほととぎす鳴き声消えた後の風妻思う間もなく秋は来る

ミライ姐
ミライ姐

ホトトギスは夏の渡り鳥です。5首目で紹介した歌は越中の秋の寒さを詠んだものですが,今回の歌でホトトギスがいなくなるとすぐに秋風が吹き,妻が恋しくなることを表現しています。

塾生
塾生

なるほど。

コメント