単語 | 학점 |
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漢字 | 学点 |
ローマ字表記 | hak jeom |
発音カナ | ハッチョム |
日本語訳 | (履修の)単位 |
学校では授業を受けて,試験に合格しなければなりません。どれだけの授業に合格したかを数値化したものを,日本語では「単位」と呼びます。噂によると京都大学では天から降ってきて,大阪大学では簀巻きにされて大阪湾に沈められているそうです。
寺子屋「図南の翼」は単位を取りやすいのですか? 何単位で卒業ですか?
大阪大学よりも厳しいです。そして,一生勉強です。
単位って,単位名らしくない名前ね。高校で初めて聞いた時は,キログラムやマイルなのかと思ったわ。抽象的で,他にも意味がある単語を,よりによって学校に持ち込むとはおかしいわよね。
単位とは,元々仏教用語です。禅寺で修行僧1人に与えられる1畳のスペースを「単」「単位」と呼びます。そこから転じて,一区切りの意味になりました。
起きて半畳,寝て一畳。
よくご存知で。合格した授業数を「単位」というのが,教育機関でもある寺院発祥というのも興味深いですね。
ちなみに,韓国でも禅宗は一大勢力ですが,韓国語では単位ではなく「学点」といいます。
学点……具体的でわかりやすい。
外国語を学ぶと,新たな概念に触れることができます。単位と呼んでいたものが,学点という新たな単語で具体的に表現できると知った瞬間,私は韓国語を勉強していてよかったと思ったものです。
さて,ここで発音のポイントです。今回は3つのポイントがあります。まずは1つ目。学(ガク)のように日本語の音読みでクで終わる漢字は,韓国語でもkで終わります。
このkは母音がつかないので,「ハク」ではなく「小さいッ」を入れて……「ハッ」のつもりで発音しましょう。
学校というつもりで,「がっ」で止めると,ちょうどkの発音になります。
なお,日本語の音読みで「カ行」「ガ行」になるものは,韓国語ではhの発音になる場合が多いです。
末尾がmの場合は,唇を閉じて「ン」といいます。末尾がnかmかは,平安時代の日本語では区別されていました。例えば漢数字の三は元々samとして日本語に入ってきましたが,現在でも「三位一体/さんみいったい」のような発音が残っています。
「さんい」ではなく,「さむ」と「い」で「さんみ」ですね。
3つ目のポイントはeoの発音です。口をやや開いて「オ」と言います。似たような発音に,唇を丸める「オ」があり,区別する必要があります。
韓国語の母音の発音については,こちらもご覧ください。
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