暦のお役立ち（第2話）

前回から暦にまつわる基礎知識を詰め込んだ資料を公開しています。今回は中央3分の1を説明しましょう。

十干と十二支……それを組合せた60個のものが干支なのね。

甲子……って，甲子園球場の甲子ですか？

そうです。1924年の干支にちなんで甲子園と名付けられました。60ある干支の1番目で，縁起が良いとされています。

12年ごとに自分の十二支が巡ってきて，60年で自分の干支に戻るのですね。

60歳のことを還暦と呼ぶのはこのためね。

韓国時代劇で，ある王様が「余はチョメチョメの年にホニャララを宣言する」などと言うのを見たことがあります。

日本では元号を使うけど，朝鮮王朝時代は王と干支の組合せで年を特定していたのね。でも，日本でも政策や災害，戦乱などの名前を干支で表すことがあるわね。乙巳の変，壬申の乱，戊辰戦争……

干支で出来事の名前を付けておけば，60年も誤差が生じない限りは年が特定できるのですね。

元号と西暦の換算も掲載しました。元号と西暦の下2桁は，足し算や引き算で簡単に特定できます。

意外ととっさに答えられないのよね。

おまけとして，下段に日本の祝日を記載しました。

16日は世界的には多いのよね。

しかし日本にはバカンスのような習慣がないため，世界的に見て休みを取りにくい国のようです。