はじめに

2025年2月は28日かけてタイ文字の記事を投稿します。

第4週はタイ文字学習の仕上げと発展事項を学びます。

第4週の第6回はタイ文字一覧表をご覧いただきます。PDFでダウンロードされる方はこちらから,右クリックで保存できます。
子音の一覧表

表の大半は子音字ですね。

「調音位置」「調音方法」「無気・有気」によって「中子音字」「高子音字」「低子音字」は自動的に決まります。分かりやすいように中子音字は緑,高子音字は赤,低子音字は青で着色しました。

二重子音は1つ目の子音の高低に依存しますが,この表には二重子音も記載されていて分かりやすいです。

そしてアルドさんでないと作れない「ラオス文字」「デーヴァナーガリー文字」対応……本当にすごいわね。

ラオス語にはch-の発音がなく,代わりにny-の発音が追加されるのですが,それ以外はタイ文字のスタメン文字とラオス文字が対応しています。ちなみに,ラオス語の末子音は代表字だけなので,末子音も候補は1文字ずつしかありません。

どれがスタメンかを覚えるのは大変でしたが,ラオス語表記があるものは基本的にスタメンなのですね。

一方で,デーヴァナーガリー文字は多くのタイ文字と対応関係にあります。ラオス語のような綴りの一意性はタイ文字にはありませんが,語源を手がかりに単語力を付けるならタイ語のほうが理解しやすいと思います。
母音の一覧表

タイ文字においては母音は記号です。よって,組合せ例を掲載しました。

「長母音のみ」「長母音・末子音あり」「短母音・末子音あり」「短母音のみ」の順に並べるという発想も,アルドさんの個性が発揮されているわね。

二重母音,余剰母音,特殊文字ฤ,黙字記号,繰返記号,省略記号も記載しました。

母音その他は綴りを覚えるだけだから,これだけでよいのね。
声調記号と声調の一覧表

タイ文字学習のヤマ場は声調判断です。

最大で4段階の確認事項がありました。

子音字の高低種類が理解できていなければ,そもそも先に進めません。声調の早見表でも緑赤青に着色されていると覚えやすいです。多少の例外はありますが,声調記号があれば必ず声調を特定できます。記号がない場合は平音節(alive)と促音節(dead)を調べるのでした。

生死判定……って不謹慎かしら?

Middle, high or low?
Mark on the letter or not?
If no mark, alive or dead?
If low and dead, long or short?

いいですね。
タイ数字の一覧表

最後にタイ数字の一覧表です。語源となる漢字があればその漢字を記載しました。1と2は使い分けがありますが,上の位から順につなげるだけです。

タイ語の数詞が漢字由来でよかったです。

ここには掲載しませんが,ラオス語の数詞もタイ語と同様に漢字由来です。逆に漢字文化圏として有名なベトナム語では,普通に数える場合は固有の数詞を使います。ベトナム語にも漢字由来の数詞はありますが,熟語などで数字が含まれる場合に限定的に現れるようです。

タイ語の数詞が漢字由来でよかったです。
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