ロシアによるウクライナ侵攻がまだ尾を引いています。
ソ連時代を思い出すわね。
ソ連崩壊時,私は小学生だったのであまり記憶はありません。
ウチはソ連崩壊時は中学生だったので,地理の教科書でソ連について一応勉強したわ。
私は中学校の地理の授業で「黒土」「タイガ」などの自然用語は覚えるように言われましたが,「ソフホーズ」「コルホーズ」のような社会用語は覚える必要がなくなり,とても喜んだものです。
ソ連を構成していたのは(中学の授業では覚えさせられなかったけど)ロシアを含め15の共和国ね。確かソ連崩壊後は独立国家共同体(CIS)という緩やかな連合が結成されて……でもまさか30年後にロシアによるウクライナ侵攻が起こるとは思わなかったわ。
15の共和国の内,バルト三国と呼ばれるエストニア,ラトビア,リトアニアは先に独立したので,CISへは加盟していません。
バルト三国って,よく聞くわね。
北から順に五十音順でエストニア,ラトビア,リトアニアです。
元々独立志向が高くて,他の構成国よりも先に独立したのよね。
1989年8月23日,水曜日。3か国ではソ連からの独立を訴えるため,「人間の鎖」という方法でデモ活動を行いました。これは「バルトの道」と呼ばれています。
政治的主張のために,デモ参加者が鎖のように手をつなぐ活動なのね。
3か国合わせて約200万人がエストニアの首都タリンから,リトアニアの首都ビリニュスまで,国境を超えて手をつなぎ,ソ連の支配に抗議したのです。
地図を見ると……タリンは国土の北西の端付近に,ビリニュスも国土の南東の端付近にあるので,3か国をほぼ縦断したことになるのですね。
歴史に残る抗議デモだったのね。
実際,現在のバルト三国では「旧ソ連国家」と称することを禁じているとか。今回のウクライナ侵攻に関しても,某国のメディアが周辺諸国の動向に関して「旧ソ連のバルト三国」と表現したところ,某国のエストニア大使館が苦言を呈したとか……
当寺子屋ではポリティカル・コレクトネスを尊重します……そのため,本日の記事のアイキャッチ画像はソ連国旗ではなく,世界地図です!
本日の内容には語学的要素はなく,ロシア語などの単語すら直接書いていませんので。
Слава Україні!
(ウクライナに栄光あれ!)
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