片道か往復かは区別するけど，語形変化はもっと手抜きで覚えよう

前回，ロシア語の移動の動詞を手抜きで覚える方法について話しました。

非過去形の2人称単数だけを覚えて，あとは不規則なところだけを覚えればよかったのよね。

ところで……ロシア語検定3級は，基本的にロシア語を書かせる問題です。

聴取が3択問題であること以外は，すべて語形変化や日本語訳を書かせる問題よね。

つまり，ロシア語が分からなければ，何も書けないのですね。

ロシア語で書く……のですが，比較級の文法問題5問以外はアクセント記号を書く必要はありません。

一般的なロシア語の文章も，アクセント記号は書かれていません。

それどころかёの点まで省略することも多いわよね。

さて，聴取や朗読の問題では正しいアクセント位置の知識が必要ですが，文法問題は比較級以外，アクセント位置があやふやでも何とかなります。

比較級はアクセント位置を含めて丸暗記……

アクセント位置を無視すれば，移動の動詞の語形変化はもっと手抜きで覚えられるのね。というわけで，もっと手抜きな変化表を公開します。ダウンロードはこちらから。右クリックで保存してください。

ただし，命令形は非過去形3人称複数の語幹と，1人称単数のアクセント位置から導くので注意が必要ですが……

そういえば，命令形の作り方って，まだ説明してないんじゃない？

そうでしたか。それでは次回説明しましょう。