ネット試験の魅力

前回，アルドさんが日商簿記3級に合格した話をしたけど，合格証書には金沢商工会議所の施行と書かれているわね。

糸魚川にも商工会議所がありますよね。

実はこの1週間前に糸魚川でも試験が実施されましたが，私はあえてこの日程で金沢で受験しました。

地域によって試験日程が異なるのですか？

基本的には年3回，全国同一日時で統一試験が行われます。それ以外にも全国のテストセンターを会場に，平日も含め毎週のようにネット試験が行われています。正式にはComputer Based TestingからCBT試験と呼ばれます。

ネット試験だけど，自宅のパソコンではなくて，所定の会場に行かなければならないのね。

統一試験は紙の問題・解答用紙が配布されます。ネット試験は計算用紙とペンが配布されますが，問題も解答もすべてパソコン上で完結します。

おもしろそう。

現在では簿記だけでなく多くの試験がネット試験に対応しているようです。例えば漢字検定では書き取り問題を専用のタブレットとペンで解答します。

どちらを受けたほうがいいの？

基本的にはどちらの試験も同じ価値です。しかし，ネット試験にはメリットが多いため，今後利用者は増えていくでしょう。

自分の都合のよい日に受験できます。

そうですね。一般的な試験は回数も日時も決まっていますが，ネット試験では会場さえ予約できれば自分の都合のよい日時に受験できます。

試験結果発表までの時間に差はあるの？

簿記の場合は試験終了直後に合否がわかります。他の試験の場合は何日かかかるものがあるようです。

合格発表までの期間が短ければ，次の試験に向けた勉強にすぐ取りかかれます。

ところで，アルドさんはなぜ1週間後に金沢で受験したの？

糸魚川での試験日が地元の報恩講と重なっていました。そして……このご時世，外出機会を意図的に作りたいじゃないですか。

ヒャッハー