
寺子屋「図南の翼」のスクールカラーは何色ですか?

青色です。

青い翼も珍しいわね。

色といえば,言語によりイメージは全く異なります。例えばピンク映画というものがあります。

成人向け映画のことね……って,お子様には早いんじゃない?

図南の翼を広げましょう。

この先に性的な表現は一切存在しません。お子様も安心してご覧ください。

さて,日本語では「成人向け」の意味でピンクという言葉を使います。ちなみに「桃色事件」「桃色恋愛」などの熟語に使われる「桃色」も似たような意味です。

やまとことばの「桃色」から転じたのか,ピンクの音のイメージによるものか,あるいはピンク色そのもののイメージによるものかはともかく,成人向けを「ピンク」と呼ぶのは日本では一般的ね。

ところが英語ではblue filmが成人向け映画の意味になります。

寺子屋のスクールカラーと一緒ですけど,いいのですか?

他の言語はどうなの?

中国語では黄色電影(huángsè diànyǐng)が成人向け映画の意味になります。私は高校2年生の時にこの表現を覚えました。

高僧が黄色い袈裟を着ているのを見たことがあるけど。

確かに,中国語で黄色は皇帝の服の色でもありました。しかし,同じ黄色に堕落の意味もあるのです。

黄色と言われたら,褒められているのか貶されているのか,分からなくなるわね。

変わったところではイタリア語です。バラ色,もしくはピンク色をrosaといいますが,イタリア語のfilm rosaは恋愛映画であり,成人向けとは限りません。

それではイタリア語で「成人向け」は何色になるのですか?

辞書を引くとfilm a luci rosseとあります。赤色を意味するrosseという単語が含まれています。

本当にバラバラなのね。色以外にも成人向けイメージの単語はまだまだありそうね。

そもそも「色」という漢字字体にsexyという意味がありますから。
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