越中万葉かるたの和歌を現代風に(第32話)

和歌・短歌/Japanese Poetry越中万葉/Etchu Manyo
ミライ姐
ミライ姐

越中万葉かるたの和歌を現代風にアレンジするシリーズ。本日は32首目の短歌を紹介します。

通行人A
通行人A

万葉集第17巻4017/大伴家持
東風いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小舟漕ぎ隠る見ゆ

ミライ姐
ミライ姐

あゆのかぜ・いたくふくらし・なごのあまの・つりするおぶね・こぎかくるみゆ

アルド
アルド

(アルド訳)
あいの風強いようだな奈呉の海進む小舟が見え隠れする

ミライ姐
ミライ姐

現代の富山県では海から陸に向かう心地よい風を「あいの風」と呼びます。旧JR北陸本線の富山県区間が第三セクター「あいの風とやま鉄道」に引き継がれましたが,同社の鉄印にこの歌が使われています。

塾生
塾生

なるほど。

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