越中万葉かるたの和歌を現代風に(第19話)

和歌・短歌/Japanese Poetry越中万葉/Etchu Manyo
ミライ姐
ミライ姐

越中万葉かるたの和歌を現代風にアレンジするシリーズ。本日は19首目の短歌を紹介します。

通行人A
通行人A

万葉集第17巻3977/大伴家持
葦垣の外にも君が寄り立たし恋ひけれこそば夢にみえけれ

ミライ姐
ミライ姐

あしかきの・ほかにもきみが・よりたたし・こいけれこそば・いめにみえけれ

アルド
アルド

(アルド訳)
垣の外心を寄せてくれた君夢で会うほど思い続けた

ミライ姐
ミライ姐

14首目から続いた大伴家持の病床での歌の最後です。「葦垣の」は「外」を導く枕詞です。日本ではかつて,恋心が強ければその人が夢に現れると考えられていました。

塾生
塾生

なるほど。

コメント