コロナ禍の図書館……の裏（歌会始2022）

2022年は更新頻度を落としています。今回ようやく，歌会始の応募作品を公表します。

ゆっくり休みすぎよ。

2022（令和4）年の歌会始，お題は「窓」でした。

歌会始でも天皇陛下を筆頭に，コロナ禍を詠んだ歌が多かったわね。

元々は別の歌を詠もうとして，半紙に毛筆で書くところまで完成させていました。ボツ作品については次回紹介します。

今回応募した短歌はどのような歌なのですか？

ある日の仕事帰り，私は糸魚川市民図書館に行きました。

高校時代から入り浸っているわね。

昔から，窓際の椅子に座って閉館まで本を読んでいたものです。しかし，コロナ禍で椅子が撤去されているのです。

図書館ではゆっくりしたいです。

椅子がないなあと思い，窓から何気なく外を見たら，そこには神社の社殿がありました。二十数年も通っている図書館ですが，活字ばかりに目が行き，外を眺めたことがなかったと気づいたのです。

新たな発見があったのね。

その瞬間，この短歌が頭に浮かんだのです。

いい歌だなあ。ところで，これは何という神社なのですか。

調べてみると清崎（きよさき）神社という名前でした。糸魚川けんか祭りで有名な天津（あまつ）神社の隣りにあります。

写真は夕暮れではなく冬ね。この記事のために，後から撮影したけど，雪のせいで近づけなかったのね。

ここにはかつて清崎城という城がありました。糸魚川藩の別名を清崎藩とも言います。

歴史の舞台でもあるのですね。

このような所に図書館などの文化施設がある糸魚川市を誇りに思います。