![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
タイ文字は丸みがあってかわいいわね。
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
子音字は全部で44文字あります。タイ文字はインド系文字の一種であり,インド系文字の伝統的配列にならうと,冒頭の表のようになります。表がほしい方はこちらから(開発中につき誤り等ありましたらご容赦ください)
![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
サンスクリット語やヒンディー語では無気音と有気音,無声音と有声音を区別しているけど,タイ語のでは同音の文字が何組かあるわね。
![塾生](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/12/terako.png)
高さの違う文字が色分けされていますが,何ですか?
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
タイ語の子音字は高子音字,中子音字,低子音字の3種類に分類されます。文字によって声調記号の付け方が異なります。
![塾生](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/12/terako.png)
ややこしい。でも同じ高さの文字でも,同じ発音の文字が何組かありますね。
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
他のインド系の言語で区別していた発音が,タイ語では区別されないため高さも音価も同じ文字が何組か存在します。
![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
それで区別するために「卵のコー」「水牛のコー」など,その文字を含む単語で呼んでいるのね。
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
さて,タイ文字は伝統的に44文字とされていますが,そのうち2文字は廃字となっています。
![塾生](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/12/terako.png)
3番目の「瓶のコー」と,5番目の「人のコー」ですね。
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
これらはそれぞれ2番目「卵のコー」4番目「水牛のコー」と完全に同じ発音であるため,現在では古典文などを特殊な場合を除きすべて置き換えられています。
![塾生](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/12/terako.png)
でも,他にも同じ発音の組み合わせがありますが,それらは今も使われているのですよね。
![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
どうしてこの2字だけが廃止されたの?
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
実はタイプライター導入時に,当時の機器構造ではキーが足りずに2文字削除したそうです。
![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
現代ではパソコンで多くの文字が出力できるけど,結局復活はしなかったのね。
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
しかし今でも文字の一覧に載っていることが多いです。日本では小学校の五十音表には原則として「ゐ」「ゑ」は書かれていませんが,タイでは廃字でも掲載され続けているのですね。
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