アルド
私が大学2回生の時,専門科目の期末試験でこんな問題が出ました。次の文は正しいでしょうか,それとも間違っていますか?
1Kmは1000mである。
塾生
正しいと思います。1キロメートルは1000メートルです。
ミライ姐
国立大学の理学部の2回生の専門試験にしては簡単ね。
アルド
実は,間違っています。
塾生
どこ?
ミライ姐
よく見るとKが大文字だけど,これで合っていたかしら?
アルド
まさにそこです。大文字のKによるKmという長さの単位は存在しません。キロメートルなら小文字でkmと書かなければなりません。
塾生
すごいヒッカケ問題!
アルド
ちなみに,私は正解しました。ただし,同期入学者の中で最後に卒業したのも私です。
ミライ姐
でも,道路標識では大文字のKを見かけることがあるわ。
アルド
大文字のKで表記する単位は絶対温度の「ケルビン」ですが,日常生活では使わないので,キロを大文字で書いても支障はないでしょう。でも,間違いは間違いです。
ミライ姐
例えば「糸魚川まで60Km」と書かれていたら,たどり着けるかどうか不安になるわね。
アルド
そんな時は「成層圏のほうが近いね」とボケておきましょう。
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