
ミライ姐
前回に引き続き,歌会始に応募した短歌の紹介です。

アルド
令和最初,2020(令和2)年の歌会始で,私が応募した短歌はこちらです。

アルド
お題「望」
春風に揺れる水仙復興の望みを託し咲き乱れ行け

ミライ姐
これも糸魚川大火を題材にしているのよね。

アルド
糸魚川大火の後,焼け跡に咲く水仙の花が印象的に見えました。

塾生
復興の象徴ですね。

アルド
復興の象徴といえば,阪神淡路大震災においても水仙は復興の象徴として知られています。

ミライ姐
当時の皇后,美智子さまが焼け跡に水仙の花束を手向けられたことで知られているわね。

アルド
その水仙の花束はドライフラワーに加工され,神戸布引ハーブ園のレストランに今も飾られています。

塾生
すごいなあ。

ミライ姐
ところで,末尾が「行け」という命令形なのはどうしてなの?

アルド
皇后,雅子さまの影響ですかね。私が短歌を始めたきっかけは1998(平成10)年の歌会始なのですが,この歌会始での雅子さまのお歌がこちらです。

通行人A
お題「道」
ルワンダへ長くつらなる土の道あゆむ人らに幸多くあれ
東宮妃/1998(平成10)年歌会始

ミライ姐
人々の幸せを願う命令形なのね。

塾生
要するに,命令形をマネしたということですね。

アルド
私はこの歌がきっかけで短歌を始めたのです。どこかで命令形締めの短歌を詠んでみたいという思いがありました。

ミライ姐
ルワンダ内戦といい,糸魚川大火といい,復興を願って命令形で締める短歌も悪くはないわね。

アルド
令和の時代になっても自然災害は相変わらずですが,災害の体験や培われた防災意識,助け合いの精神は,新時代にも引き継いでいくべきだと思います。
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