自然科学/Natural Science

数学/Mathematics

木の下に爺さん婆さん(物理が理解できる単位のお話・第8話)

アルドまずは小学校の算数で習った「距離」「時間」「速さ」の関係を表す式を思い出してみましょう。塾生きはじ!ミライ姐あたしは「木の下に爺さん婆さん」と習ったわ。上段に距離の「き」を,下段左に時間の「じ」を,下段右に速さの「は」を書くのよね。左...
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ラジアンを必修にしたい(物理が理解できる単位のお話・第7話)

アルド私はメーカーの業務部門に勤務していますが,以前は技術部門にいました。どちらの仕事でもエクセルに計算式を入れて,数値を入力して様々な計算をします。ミライ姐例えばある角度での弧の長さや扇形の面積は,1周が360度であることから,円周率を3...
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シリウスまで遠く(物理が理解できる単位のお話・第6話)

アルド前回(角度の知識を持ってない方はこちらを先に読んでください),角度は1周360度と紹介しましたが,1度より小さな角度は2通りの表し方があります。ミライ姐1つ目のパターンは,1度の60分の1が1分,1分の60分の1が1秒ね。アルドつまり...
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90は使いやすい(物理が理解できる単位のお話・第5話)

ミライ姐現在では小学校4年生で分度器の使い方を習うらしいけど,1周が360度で,直角が90度ね。塾生長さや重さは十進法で,10や100のようなキリのいい数字で位が上がるのに,角度は100や400ではなく,90や360という半端な数です。どう...
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江戸時代のサマータイム(物理が理解できる単位のお話・第4話)

ミライ姐現代では1日が24時間,1時間が60分,1分が60秒と決められているね。塾生中途半端です。10や100ならわかりやすいのに。アルドしかし12と24と60であれば時計の文字盤は12あれば済みます。ちなみに,フランス革命の頃に十進法で時...
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加賀1億8千万リットル(物理が理解できる単位のお話・第3話)

アルド小学5年生の時,ある日の宿題が「加賀百万石の百万石は何リットルになるか」でした。ミライ姐修学旅行で金沢に行く前に出されたのね。江戸時代は経済力をお米の生産量で表していて,石(こく)はその単位のひとつね。塾生スーパーでお米は,リットルで...
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定積分とテトリス(物理が理解できる単位のお話・第2話)

ミライ姐20世紀のロシアといえば,ソ連とテトリスね。アルドテトリスのブロックは6種類ありますが,どれも同じ大きさの正方形が4個集まったものです。なので同じ4マス分の広さを持っています。このような広さのことを科学的には面積といいます。ミライ姐...
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地球一周(物理が理解できる単位のお話・第1話)

アルド物理をはじめとする科学技術の世界ではもちろんのこと,日常生活でも長さはよく話題になりますね。今回は長さを表す単位を学びましょう。塾生長さの単位で世界標準なのはメートルですね。アルドそうですね。記号は小文字でmです。特別な事情がない限り...
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倍数の見分け方(達人編)

アルド前回に引き続き,7と11と13の倍数を同時に判定する方法を学びましょう。塾生7と11と13の最小公倍数である1001を利用するのですね。アルド1000を1001ー1として式を変形する必要があります。1桁ずつでは1000を作れないので,...
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倍数の見分け方(上級編)

アルド前回は11の倍数の判定法を学びましたが,なぜそうなるのか,簡便のため,例えば3桁の数でやってみましょう。3桁の整数は100a+10b+cと表される。(a, b, c, d, eは1桁の非負整数とする)100a+10b+c=10(10a...