富山以外の中教院（北海道編）

私は学生時代富山市に住んでいましたが，幼い頃から気になっていたのが「中教院」でした。

日本一小さい神社ですね。

明治の初め頃，神仏合同布教による民衆強化のため，神職や僧侶などの道場として東京に作られたのが大教院です。各府県には中教院が，全国各地には小教院が設置されました。

ということは，全国に中教院や小教院があったはずね。でも富山の中教院以外はあまり聞いたことがないわね。

調べてみると北海道の中教院を発見することができました。現在は曹洞宗のお寺で札幌にある中央寺というお寺です。

神仏合同の機関だから，現在お寺の場合もあるのね。中央寺はどんなお寺なの？

曹洞宗の道場である僧堂として認可されています。つまり，中央寺で修行すれば住職の資格が得られるのです。

曹洞宗は福井の永平寺と，横浜・鶴見の総持寺が二大本山とされているけど，本山以外にも修行道場があるのね。

この中央寺出身の宮崎奕保（みやざきえきほ）禅師は，永平寺の貫主，すなわち本山のトップを務め，106歳まで生きた方です。

すごいなあ。

しかも生涯独身を貫き，肉食も避けたとか。

真似できない！