アルド
お恥ずかしいことに,私は2019年3月の末,あと1か月で平成が終わろうとしていたときに,仕事中の転倒により右足首付近を骨折するというポンコツをやらかしました。
ミライ姐
世を忍ぶ仮の姿は物理屋さんですからね,「脚の強度が足りなかったんじゃないか」と,職場のみなさんにからかわれていたのも,まだ平成だったのね……懐かしいわね。
アルド
骨折は,ことわざの世界だけのものだと思っていました。国語の教科書でしか見たことがなかったのに,まさか自分が骨折するとは。1週間ギプスで固定後,着脱式のギプスにしてから約2か月,普通の靴は履けないので,ギプス専用のサンダルを履いていたものです。そしてそのまま時代は令和に突入しました。
ミライ姐
着脱式のギプスに,専用のサンダルなら,自動車の運転もできるとは,便利な時代になったわね。この期間中に勤務先で出勤時のシートベルトチェックがあって,「履物は大丈夫ですか」とからかわれていたそうね。
アルド
ちなみに,道路交通法ではかかとが固定できればサンダルでも問題はないそうです。
ミライ姐
さて,その専用のサンダルだけどGIPS SHOESと書いてあったの。ギプスはドイツ語であり,英語ではplaster castまたは単にcastと呼ぶのね。
アルド
ブーツ以外の履物は英語でshoesだけど,左右あるから複数形にしますよね。でも,片足で使うことの多いギプス用のサンダルなのに,SHOESって書いてあったのが,納得いかなくて……
ミライ姐
ドイツ語のGIPSと英語のSHOESが混ざって,かつ片方だけなのに複数形のSHOESと書いてある。まあ,言われてみれば納得いかないわね。
アルド
まさか令和改元をギプスで迎えるなんて,平成改元時には思いませんでしたよ。
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