単語 | 대학교 |
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漢字 | 大学校 |
ローマ字表記 | tae hak kyo |
発音カナ | テハッキョ |
日本語訳 | 大学 |
日本は1月からが本格的な受験シーズンですが,韓国では1月からが新学年です。韓国の大学入試といえば11月の「大学修学能力試験」略して修能(수능/スヌン)が有名です。
日本の共通テスト(2020年まではセンター試験)は国公立志願者は原則として必須で,私立志願者は方式によっては受けなくてもいいのね。でも修能は,国公私立問わず四年制大学の志願者は基本的に全員が受験します。
修能の成績によって入れる大学だけでなくその後の人生も決まると言われているだけあって,韓国の受験生は大変です。受験戦争ではなく,受験地獄ですね。
家族や後輩による応援も,古いニュースで見たことがあります。
縁起物のお守りとして,餅や(伝統的な軟らかい)飴を渡すことも多いわね。韓国語で「くっつく」と「受かる」は同じ붙다/プッタという単語なので,かつては志望校の門に飴を付けて合格を祈願したそうよ。
さて,戦前の日本はソウルに京城帝国大学を設置しました。京城帝国大学は台北,大阪,名古屋の各帝国大学よりも歴史が古いのですね。戦後に教職員や学生の多くは日本に引き上げて,連合軍によって京城帝国大学は閉鎖されたので,現在のソウル大学とは法的な連続性はないとされています。
両国とも戦後にアメリカ式の教育制度を取り入れたため,学校制度は同じ6・3・3・4制ね。
しかし,学校の名前は意外と一致していません。1995年まで,小学校のことを国民学校/국민학교と呼んでいたことは,第9話でも触れました。
今は初等学校と呼ぶのですね。
そして,大学のことを韓国では大学校と言います。日本にも防衛大学校,気象大学校のような「大学校」はありますが,韓国には大学校しかないのです。
一方,学部のことを韓国では大学と言います。例えばソウル大学医学部を韓国式に言えば,ソウル大学校医科大学となるのね。
ややこしいなあ。
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