単語 | 책 |
---|---|
漢字 | 冊 |
ローマ字表記 | chaek |
発音カナ | チェッ |
日本語訳 | 本 |
アルド
本というものは高い文化を持つ場所で生まれ,周辺地域に広まりました。例えば古代日本に本はなく,中国から漢字とともに入ってきたのです。
塾生
日本語では本を数える単位を冊と言います。
ミライ姐
アルドさんは蔵書をキログラムで数えるけど,みんなは真似しないでね。
アルド
ちなみに,冊の訓読みは「ふみ」です。そのためなのか,韓国語では本のことを「冊」という漢字で表します。本を指す単語と,数えるための数詞を日本語,韓国語,中国語の3言語でまとめると以下のようになります。
言語 | 本を指す単語 | 本の数え方 |
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日本語 | 本(ほん) | 冊(さつ) |
韓国語 | 冊/책/chaek | 巻/권/gweon |
中国語 | 书/書/shū | 本/běn |
塾生
ややこしい。
アルド
どの言語もそうですが,簡単な単語ほど意外な意味があります。英語のbookもその一つです。「本」の意味だけでなく「予約する」の意味があります。
ミライ姐
日本語でも予約が重なったことを「ダブルブッキング」と言う場合があるわね。
アルド
英語のブラッシュアップには必須の単語と思います。しかし私は,実際の文章で「予約する」の意味でお目にかかったことはありません。
ミライ姐
ちなみにドイツ語では,本がBuchで,予約するがbuchenよね。
アルド
英語のbookと同語源の単語です。ドイツ語では原則として名詞は大文字で始まり,動詞は-enで終わります。見分けるのは比較的簡単ですね。
ミライ姐
最後に発音について。韓国語では「エ」に相当する音が2種類ありました。
アルド
口をやや開くエと,あまり開かないエですね。
塾生
「2種類ありました」ということは,今では2種類ではないのですね。
ミライ姐
現代韓国の若者は,2種類のエを区別せずに発音する傾向にあります。それでもある程度通じるので,問題はありません
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