ハサミと悪夢

日本語には同音異義語が多く，語呂合わせやダジャレが作りやすいです。

おせち料理はダジャレが多いわよね。

韓国語も，意外と同音異義語が多いですね。例えば붙다（プッタ）という単語には「付く」「合格する，受かる」などの意味があります。

かつての韓国では大学合格を願って，家族や後輩が大学の門柱に餅を付ける光景がニュースになっていたわね。

他にも쓰다（ッスダ）という単語は，ある辞書には5つの見出し語が立てられています。

5つも意味があるのね。しかも埋葬以外は日常的によく使う単語ばかりね。

ある程度は文脈で判断できると思いますが，かなり混乱すると思います。

他にもおもしろい例はありますか？

例えば가위（カウィ）という単語はどうでしょう。一般的にはハサミという意味です。

韓国ではジャンケンの掛け声が가위바위보（カウィバウィボ）で，これはハサミ（가위），石（바위），風呂敷（보）を並べた言い方ね。

ハサミ以外にも意味があるのですよね。

なんと가위には「悪夢」という意味もあるのです。

どちらも痛そうな単語ね。文脈がなければ分からないわ。