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科学技術分野の書物では,ギリシャ文字がよく使われます。
![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
なかなか覚えられないのよね。そもそも”It’s Greek to me.”という英語の慣用句が「ちんぷんかんぷん」という意味なので,ギリシャ語は文字すら入門できていない人も多いわね。
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ギリシャ文字は,現在では24文字が使われています。33文字のロシア文字や,28文字のアラビア文字よりも少ないのです。
![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
それならしっかり覚えないとね。
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ギリシャ語の勉強ではなく,理科系の書物を読むために必要な情報を1枚にまとめてみました。ダウンロードはこちらから。
![塾生](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/12/terako.png)
文字の読み方として,ここに載っていない読み方も聞いたことがあります。
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ギリシャ語は古典語と現代語で大きく音が変わっています。例えばβの発音は,古典時代には「ベータ」でしたが,現代では「ヴェータ」と読みます。
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そんなに違うのですか?
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英語読みで定着しているものも多いですね。例えば円周率でおなじみのπは,数学の教科書では「パイ」と書かれていますが,古典ギリシャ語では「ペー」,現代ギリシャ語では「ピ」と読みます。
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パイは英語だったんだ。
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ギリシャ語を勉強するのなら,古典語や現代語のそれぞれの発音を覚えるべきでしょうが,科学技術の書物を読むだけなら,仲間内で通じればよいと思います。
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ところで,ギリシャ文字にも書き順はあるのですか。
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
あまり気にしなくてもよいのですが,他の文字との区別や,きれいに書くためのヒントとして,注意したほうがよいものは記載しています。
![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
あたし,γ(ガンマ)とδ(デルタ)を逆に書いていたわ。いつも変な形になると思ってたけど,この書き方ならきれいに見えるわね。
![塾生](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/12/terako.png)
ν(ニュー)とυ(ユプシロン)の書き分けも気を付けなくちゃ。
![アルド](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2021/09/ard.png)
英語にはギリシャ語由来の単語が使われています。例えばrh-, ph-, ch-, ps-などで始まる単語は,ギリシャ語由来の可能性が高いです。
![ミライ姐](https://ardlazaward.com/wp-content/uploads/2020/05/mirai.png)
避けて通れぬギリシャ語かあ。どうせなら楽しく”It’s Greek to me.”と言いたいわね。
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