単語 | 공부 |
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漢字 | 工夫 |
ローマ字表記 | gong bu |
発音カナ | コンブ |
日本語訳 | 勉強 |

少年老い易く学成り難し。一寸の光陰軽んずべからず……

塾生のみなさんは勉強熱心だけど,韓国語を勉強すると早々に覚える単語が「勉強」の意味の공부(gong bu)ね。

他の言語なら「コンブですね」の単純暗記で済みますが,韓国語には漢字があることにより,日本人にとっては逆に混乱の元となります。

漢字で書くと工夫だと知って,びっくりするパターンね。

しかもコンブと聞けば,元富山県民の私にとっては食べ物の昆布のイメージしかありません。

日本語の「勉強」とは「つとめて」「しいる」と書きます。

中国語で勉強(簡体字は勉强)とは「無理矢理させる」の意味ですね。まさに「つとめて」「しいる」です。

日本語の勉強と言う単語にはstudyの他にdiscountの意味もあるわね。商人が「勉強させていただきます」と言ったり,客が「勉強してよ」と言っている場合は,値引きの話になるわね。これも「つとめて」「しいる」かしら。

ちなみに,勉強をそのままハングル読みした면강(myeong gang)を韓国語の辞書で引くと面講という漢字語が載っていて,意味は「科挙の際に試験官の面前で文章を暗唱すること」とあります。

漢字は違うけど勉強に近いような,そうでもないような。ところで,韓国語で勉強が工夫なら,日本語の工夫にあたる語は韓国語で何と言えばいいのですか?

辞書には「窮理」や「考案」という単語が載っていますが,これはこれで別の意味の日本語になってしまいます。

それでは発音のポイントです。韓国語には日本語の「カ」と「ガ」のような清濁の区別がありません。ローマ字表記でgの音は,日本人にとって語頭ならカ行,母音に挟まれたらガ行に聞こえます

同じようにbが,日本人にとってはパ行に聞こえることもあるのですね。

逆に韓国人にとっては,語頭が濁音の日本語は発音しにくいのね。中国語も似たような発音体系です。日本が韓国を併合していた当時,日本人と顔立ちが似ている朝鮮人(日本が併合したのは大韓帝国ですが,歴史の長い朝鮮のほうが一般的な呼称でした)や中国人を識別するために「15円15銭」と言わせたのは有名ね。

ちゅうごえん,ちゅうごせん……になるのかな?

関東大震災の混乱の中,朝鮮人が狂暴を起こすといったデマが流されました。自警団などが怪しい人物を見つけたら「15円15銭」と言わせ,正しく言えなかった人をポアしたそうです。

アルドさん,言葉には気をつけて。

忘れてはいけない悲しい歴史ですが,混乱の中でも毅然と朝鮮人や中国人を保護した警察官,大川常吉の存在はもっと知られてもよいと思います。

はい。コンブします。
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