2000年以降の日本はノーベル賞ラッシュです。
2000年化学賞の白川さん,2001年化学賞の野依さんの頃,理学部の学生だった私は「すごいなあ」程度に見ていたのですが,2002年化学賞の田中さんと物理学賞の小柴さんには驚きました。
アルドさんは当時富山市に住んでいたけど,富山市出身の田中さんがノーベル賞を取ったニュースで当時の富山市はお祭り騒ぎだったらしいわね。
しかも同年受賞の小柴さんは,富山県のお隣り,岐阜県神岡町(現・飛騨市)のカミオカンデでの研究が認められたものなので,その頃から国道41号線沿いが注目されるようになったのです。
国道41号線沿いにゆかりのある受賞者が多いことから,ノーベル街道と呼ばれているのね。田中さんの他にも富山県大沢野町(現・富山市)ゆかりの1987年生理学・医学賞の利根川さんや,スーパーカミオカンデの2015年物理学賞の梶田さん,前述で岐阜県高山市ゆかりの白川さんなどが紹介されているわね。
2018年生理学・医学賞の本庶さんは,1945年8月の富山大空襲を生き延びた方です。また,国道41号近隣の名古屋大学関係として,前述の野依さん,ともに2008年物理学賞の小林さん,益川さん,2008年化学賞の下村さん,ともに2014年物理学賞の赤崎さん,天野さんが挙げられます。
国道41号線沿いに住みたいなあ。
ノーベル賞を取りたいなら,もっと勉強が必要よ。
ところでノーベル賞の自然科学系3部門は,国によって差があります。例えば韓国には2020年末時点で自然科学系3部門の受賞者は1人もいません。
韓国は人口もそれなりに多く,大学進学率も高いですよね。一定規模の経済力もあるのに,なぜだろう。
一つの説ですが,韓国では漢字を使わなくなったために抽象的思考力の低下を招いたのではと言われています。例えば日本人初のノーベル賞受賞者は1949年物理学賞の湯川さんは著書の中で,幼少期の漢文素読経験がその後の読書や学習を容易にしてくれたと語っています。
漢文素読もがんばらないと。
かつて私がFaebookや旧ブログで連載していた「日韓異義漢字」をミライ姐がリメイクしてくれましたので,お楽しみください。
「韓国人は漢字を学べ」シリーズとして,一部先行公開していたものもありますが,さらなるリメイクでみなさんのお役に立ちたいと思います。
韓国語も漢字を使い,多くの熟語は日本語と共通しています。例えば地震が지진/ji jinなら,地震学は지진학ji jin hakのように,漢字を手がかりに語彙力を増やすことができます。これが英語では地震がearthquakeで,地震学がseismologyのように,まったく異なる単語になります。
しかし,日韓で異なる熟語も一部存在しています。そのような熟語を取り上げて,漢字の意味や,韓国語の知識,その他の教養を身につけられるシリーズです。読めば国語力が向上するわよ。
漢字にも強くなれますね。楽しみです。
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