イタリア語の動詞ことはじめ(前編)

イタリア語動詞変化表/Italian Verb
ミライ姐
ミライ姐

イタリア語は動詞の活用がとても多いのね。

アルド
アルド

そうですね。ひとつの動詞が97通りに変化します。こちらをご覧ください。

時制等 活用形の数 暗記必須数 レベル 備考
原形 1 1 初級 辞書に載っている形
直説法
現在
6 6 初級
過去分詞 4 1 初級 男性・単数形がわかれば
他の性・数は導ける
直説法
近過去
6 0 初級 助動詞の直説法現在
+過去分詞で導ける
直説法
半過去
6 1 初級 1人称単数がわかれば
他の人称は導ける
直説法
未来
6 1 中級 1人称単数がわかれば
他の人称は導ける
接続法
現在
6 6 中級
条件法
現在
6 1 中級 1人称単数がわかれば
他の人称は導ける
命令法 5 2 初級 1人称単数なし
2人称以外は他の時制と共通点あり
ジェルンディオ 1 1 中級 英語の動名詞(gerund)と同語源の文法用語だが,
イタリア語のジェルンディオには動名詞的用法はなく,
英語の現在分詞に相当する。
混乱を避けるために「ジェルンディオ」の名称を使用する
接続法
半過去
6 1 レア 1人称単数がわかれば
他の人称は導ける
直説法
遠過去
6 2 レア 1人称単数と2人称単数がわかれば
他の人称は導ける
(文章語であり,日常会話では稀)
直説法
大過去
6 0 上級 助動詞の直説法半過去
+過去分詞で導ける
直説法
前過去
6 0 レア 助動詞の直説法遠過去
+過去分詞で導ける
直説法
前未来
6 0 中級 助動詞の直説法未来
+過去分詞で導ける
接続法
過去形
6 0 上級 助動詞の接続法現在
+過去分詞で導ける
接続法
大過去
6 0 レア 助動詞の接続法半過去
+過去分詞で導ける
条件法
過去
6 0 上級 助動詞の条件法現在
+過去分詞で導ける
現在分詞 2 0 レア 単数形がわかれば複数形は導ける
(現代では一部の語が形容詞等に転化している以外,
動詞としての用法は限定的)
合計 97 28
塾生
塾生

覚えきれません。

ミライ姐
ミライ姐

英語のgo, goes, going, went, goneから見ると20倍近くもあるのね。

アルド
アルド

今はほとんど使われないものや,堅い文章でしか使わないものもあります。英語のhave gone, has gone, had goneのように助動詞と過去分詞という組合せもあります。

ミライ姐
ミライ姐

初級レベルだけだと,原形,直説法現在形,過去分詞,直説法近過去形,直説法半過去形までの20の形を覚えればいいのね。これでも多いけど。

塾生
塾生

表にある暗記必須数とは何ですか?

アルド
アルド

動詞の活用はバラバラではなく,一定の法則性があります。不規則動詞と呼ばれる動詞でも,ほとんどの場合は一部が決まれば,他の人称も自動的に決まります。そうすると,最終的に28の形を暗記できれば良いことになるのです。

ミライ姐
ミライ姐

直説法現在形は6つの形がかなりバラバラだけど,直説法半過去形は例えば1人称単数が決まれば,他の人称も自動的に導けるのね。直説法近過去形は英語のhave goneやhas goneに相当するのね。

アルド
アルド

初級レベルではまず,6つの形を反復練習する必要があるでしょう。しかし,どこかの人称を忘れても,他の人称から推理して言い当てることは,ある程度可能なのです。

塾生
塾生

でも,不規則変化はかなりすごいと聞きました。少し不安です。

アルド
アルド

それでは次回,イタリア語の動詞変化を俯瞰してみましょう。

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