ドイツ語の形容詞

私はドイツ語検定4級に合格していますが，そもそも4級には「形容詞の限定用法が出題されない」という特徴があります。

限定用法とは，名詞の前に形容詞を置いて，名詞を修飾することね。英語ではa little girlのように形容詞＋名詞の順で単語を並べるよね。

例えばモーツァルトの名曲Eine kleine Nachtmusik（アイネ・クライネ・ナハトムジーク）は，アイネが英語のaとかanに相当する不定冠詞，クライネは「小さな」，ナハトは「夜」，ムジークが「音楽」で，ムジークが女性名詞なので「アイネ・クライネ」になるのです。

もし「小さな女の子」と言いたければ，「女の子」という意味のMädchenという単語は中性名詞なので，Ein kleines Mädchen（アイン・クライネス・メドヒェン）となります。なぜ女の子が中性名詞になるのか，ドイツ語は不思議ね。

とりあえず，変化表を見てみます。PDFのダウンロードはこちらから右クリックで保存し，A4横で印刷して活用できますね。

一部の教科書では1格，2格，3格，4格のように数字で格を表しますが，算数が苦手な私は主格，属格，与格，対格と呼ぶのでご了承ください。