アルド
イタリア語には多くの不規則動詞があります。個別に覚える必要がありますが,大きく分けると,本当に不規則な動詞と,一部だけ不規則な動詞があります。なお,複合時制は「すべて不規則変化」する助動詞を使いますが,組み合わせればよいので,この分類上は無視します。
分類 | 内容 |
---|---|
規則変化 | すべて規則的 |
一部のみ不規則変化 | 過去分詞と遠過去の一部が不規則 |
大部分が不規則変化 | 上記以外も多くが不規則変化 |
ミライ姐
遠過去は会話ではあまり使わないので,初級レベルでは実質的に「過去分詞だけ不規則」なものと「大部分が不規則」なものを覚えればいいのね。
アルド
大部分が不規則なものは,初歩的な動詞に多いですね。今後少しずつ学んでいきましょう。
ミライ姐
アクセントの位置はどうなるの?
アルド
多くの活用形では「後ろから2番目の母音」にアクセントがあります。また,「末尾の母音」にアクセントがある場合は,必ずアクセント記号が付きます。
塾生
「後ろから3番目の母音」にアクセントが来る場合もありますよね。
アルド
まずは-ere動詞の原形です。こちらは動詞によって「後ろから2番目の母音」になる場合と「後ろから3番目の母音」になる場合があり,どちらになるかは暗記が必要です。
ミライ姐
原形はどちらかと言えば「後ろから3番目の母音」のほうが多いかしら。
アルド
それ以外は,以下のものが「後ろから3番めの母音」にアクセントがあります。なお,母音が2つしかない場合は除きます。
・3人称複数形(直説法未来形は除く)
・接続法半過去1人称複数形
ミライ姐
動詞変化の早見表を作りましたので,ご活用ください。ダウンロードはこちらから,右クリックでどうぞ。
アルド
後ろから3番目にアクセントがあるものは,青で塗りつぶしてあります。上級レベルのものは緑で塗りつぶしました。
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